40代の転職に有利なお勧め資格5選

40代の転職に必要なスキルは今まで積んできた知識や経験やマネジメント力だろう。
それらのスキルがあるからこそ転職できる部分も大きい。
そしてその知識と経験を裏付けるものの1つとして資格がある。
今回はその資格についてスポットを当ててみようと思う。


はっきり言ってしまえば40代ともなれば資格を取得したからといって簡単に転職できるものではない。
だからと言って資格が役に立たないわけでもない。
中には40代がこれから取得しても転職に有利に働く資格もあるだろう。

理想は今までのキャリアに直結した難易度の高い資格となる。
例えば
・総務人事担当者が社労士の資格を取得
・経理担当者が公認会計士の資格を取得
など分かりやすく言えばこんな感じかもしれない。

しかし、このような難易度の高い資格は誰もが簡単に取得できるわけではない。
私のような平凡な40代であればもっと現実的に物事を考える必要がある。


そんな訳で完全なる素人目線の独断と偏見と思い付きで「一般的な40代のサラリーマンでも取得すれば転職に有利になるかもしれない5つの資格」をピックアップしてみた。

なお、選んだ基準は下記4点となる。
1)働きながらでも取得できる
2)あまり長く時間がかからない
3)未経験でも転職できる可能性がある
4)私でも気合と根性で取得できそう


それでは行ってみよう。

  1. 第2種電気工事士(国家資格)
    受験資格:なし
    合格率:筆記60% 技能70% 全体40%
    勉強時間の目安:200~300時間
    一般的な住宅や小規模な店舗などで600ボルト以下の電気工事をする際に必要な資格。
    よく分からんが電気工事を行う上でなくてはならない資格らしく、生活に必須な電気を扱う仕事なだけに需要も高いはず。

    勉強時間は多いかもしれないが合格率は国家資格としては高いほうだろう。
    行けそうな気がする。

  2. 乙種第4類危険物取扱者(国家資格)
    受験資格:なし

    合格率:30%
    勉強時間の目安:40~60時間
    ガソリンや灯油など消防法で指定されている引火性の液体を扱う際に必要な資格。
    ガソリンスタンドから石油メーカーや化学メーカーなど幅広い業界で必要とされる。
    合格率はさほど低くはない上に目安とされる勉強時間も50時間前後と少ないのも魅力。
    いいかもしれない。

  3. 管理業務主任者(国家資格)
    受験資格:なし

    合格率:20%
    勉強時間の目安:250~300時間
    マンション管理業者が管理組合に対し、マンションの管理や運営をサポートする際に必要な資格。
    ただし、資格を取得しても管理業務主任者として登録するにはマンション管理事務経験2年以上、または国土交通大臣指定の実務講習修了者のみとなるので注意が必要となる。
    と言っても実務講習は2日間なので余裕だろう。

    合格率は約20%と若干難しくなってきている。勉強時間も結構必要かもしれない。
    頑張ろう。
    ちなみに似た資格に「マンション管理士」というのもある。セットで合格するといいらしい。

  4. 宅地建物取引士(国家資格)
    受験資格:なし
    合格率:15%
    勉強時間の目安:200~300時間
    不動産取引の専門家として土地や建物の売買や賃貸物件の斡旋を行う際に必要な資格。
    こちらも合格後に宅地建物取引士として登録するために2年間の実務経験、もしくは国土交通大臣の登録を受けた講習実施機関が行う講習を受ける必要がある。
    合格率は約15%とけっこう難しくなってきた。
    勉強時間もそれなりに必要だし難易度は高いかもしれない。

    なんとかしよう。

  5. 福祉系全般
    常に人手不足であり、将来的にもますます需要が高まることが予想される福祉系の資格も狙い目だろう。
    介護職員初任者研修や実務者研修などを取得して経験を積んでから国家資格の社会福祉士や介護福祉士を狙ってみるのもアリだと思う。
    その他にも福祉系にはいろいろな資格がある。
    それらも含めて選択肢の1つとして押さえておくのもいいだろう。


一部の福祉系の資格を除き、持っていないとその仕事に就くことができない、いわゆる「手に職」系の資格となる。
いくつになってもこのような資格はやはり強いのではないだろうかと勝手に思っている。

また、これらの資格を取得していれば定年後もそのまま働き続けることができる可能性があるのも強みの1つとなる。


と書いてはみたものの、実際はこれらの資格を取得しても正社員として採用されるのは難しいという声も散見される。
実際そうかもしれない。
しかしながらこれらのような「手に職」系の資格は取得しておいて損することはない。
自分自身の可能性を高めるためにこのような資格を取得することは有効な手段となるだろう。

おまけ

昨今のグローバル社会化を考えればTOEICも受けてみる価値がある。
最低でも800点以上が目安だろうか。
ただし、TOEICのスコアだけではあてにならないので可能であればビジネス英会話もセットで習うことを勧める。
今までの実務経験に加え、TOEICと英会話のセットで英語も武器にできれば選択肢が広がる可能性は高い。

業務で英語が必須なポジションになると英語で面接を行うことも珍しくない。
いくらTOEICでそこそこのスコアを取得していたとしても会話ができなければ意味がない。
英語が話せなければ、もし面接が英語で実施されてしまえば残念ながらその面接は受からないだろう。

※注)これはTOEIC800点以上を取得している、ある40代サラリーマンの実体験です。


また、巷では「取得すれば転職に有利になる」と言われている資格でも未経験の40代だとあまり意味がないのではないかと思う資格も多々ある。

その最たるものが日商簿記2級ではないだろうか。
世の中には経理経験のある転職希望者は数多くいるだろう。
ましてや若い世代に人気の事務系ともなれば経理実務が未経験でも簿記の資格だけは取得している20代や30代も多いはず。
そこに未経験の40代が参戦しても勝ち目はない。
たとえ簿記2級を取得していたとしても勝てる理由がない。

資格スクールや教材を扱っている会社は「簿記は転職に有利!」と謳っているがそれは若手に限ってのこと。
40代にはあてはまらないので気を付けよう。

経理経験のない40代が日商簿記2級を取得したとしても正社員の経理として転職できる可能性は限りなく低いと思ったほうがいい。
※注)これは日商簿記2級を取得している、ある40代サラリーマンの個人的な感想です。


以上、資格について言いたいことを言ってみた。

40代であればまだまだ先は長い。
少しでも転職活動を有利に行うために今までの自身の経験やこれから目指すキャリアを考慮して自分自身の武器となる資格取得を狙ってみてはいかがだろうか。

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