スルオ、コロナに感染する

コロナゲットだぜ!

そんな訳でコロナに感染しました。
常にアンテナを張り巡らせ、流行り物を敏感にキャッチするその嗅覚の鋭さは流石としか言いようがないかもしれない。
気を付けていたんだけどね。
ダメでした。 
 
今回はそんなコロナに感染した自分自身の体験を記事にしてみることにした。

読者の皆さんはコロナを他人事と思っていないだろうか。
実際にはそんなことはなく結構身近に潜んでいる。
これを読んでもっとコロナを身近に感じてもらえればと思う。
ちなみにワクチンは2回接種済み。
3回目をどうしようか迷っていた時期に起こった騒動のため3回目はまだ接種していない。
 
それでは行ってみよう。

予兆

2022年某月某日

身体の不調を感じる。
朝はいつも通りだったが午後になってからなんかダルい。
いつもの夕方から熱が出るパターンかもしれない。
そう思って職場に置いてある体温計でコッソリ体温を計ってみると37.2度。
微妙。
なんかの目安となる37.5度までは行っていないもののコロナの可能性もなくもない。
しかし、まだコロナと決まったわけではない。
会社に言うと大事になること間違いないので素知らぬ顔していつも通り勤務するフリを決め込んだ。
そしていつもより早めに仕事を終え、家に帰る途中で薬局に寄って解熱剤とビタミンゼリーとリポビタンDを購入。
万が一に備えて万全を期すことにした。

疑惑

家に帰ると家族全員が発熱していることが発覚。
「これは来たかも」
直感的にそう思った。
取り敢えずバタバタ騒いでもしょうがない。
薬局で買ったリポビタンDで解熱剤を飲み、ついでにビタミンゼリーも飲んで早めに寝ることにした。
ただの風邪で翌日には熱が下がっているだろうと淡い期待を寄せて
 
翌朝、寝起き早々に熱を計ってみると38.2度。
見事に上がっている。
さすがにここまで上がると会社には行けないので上司に発熱したことを伝え会社は休むことにしたのは言うまでもない。
ちなみに私以外の家族は一晩で熱が下がったもよう。
私はと言うと、熱と多少のダルさはあるものの普通の風邪と同じような感じだろうか。
思っていたほど酷くはない。
そこそこ動けたので取り敢えずPCR検査を受けるため近所の病院に連絡して検査の予約をしておいた。
 
そして 予約時間になったので病院に行き、受付を済ませてから書類に必要事項を記入して検査を待つことに。
なお、書類の必要事項とは
・住所
・氏名
・電話番号
・メールアドレス
・発症日時
・症状
くらいだったような気がする。
なお、待つ場所は病院の1番端っこで誰も来ないようなところ。
周りと隔離するためだろうから仕方ないがちょっと寂しかった。
しばらくして完全防備のお医者さんが登場。
そのまま診察してもらってから検査を受けて終了となった。
所要時間は全部で15分くらい。
結果は翌日に電話でしますとのこと。
念の為に処方してもらったので薬局に行って処方箋を見せるとやはり隅っこに追いやられる。
世間からの疎外感がハンパない。
世知辛い世の中になったもんだと1人で嘆く自分がいた。

感染確定

翌日、朝8時過ぎに病院から入電。
祈るような気持ち(決して祈ってはいない)で電話に出るとお医者さんから「陽性でした。残念ながら陽性でした」と意味不明に2回繰り返された報告を受けた。
「あぁ、やっぱり」
そんな感想しかなかった。
取り敢えず会社にはコロナ陽性であったことを報告し仕事は休むこととなった。

しばらくすると会社から尋問のような問い合わせが入る。
・発症日時
・現在の体温
・発症後の最高体温
・社内にてマスク無しで話した人がいるか
・ここ最近、一緒にランチに行った人がいるか

これくらいかな。
社内に濃厚接触者がいるか確認するためだろう。
なのである程度正直に回答しておいた。
ついでに言うと家族全員がコロナに感染していたため全員10日間の外出禁止となった。
 
そこで問題なのは
「飯はどうすんねん?」ってことだろう。
家族全員外出禁止なので買い物には行けない。
代わりに誰かが買い物に行ってくれるわけでもないし、すべてuber eatsなどで賄えば出費がヒドイことになる。
たまたまでも買いだめしてある家庭なら問題ないかもしれないがそうでない家庭も多いはず。

そんな方でも心配することなかれ。
ちゃんと都道府県から食料が届くのだ。
下の写真を見て欲しい。
これだけの量があって1人前。
ありがたい。
コロナに感染すると、医者→保健所→福祉保健局へと感染者情報が流れ、希望者には食料支援をしてもらえるようになっている。
ご参考までにこちらのリンク先をどうぞ。
これは東京の場合ね。
 
そして地味に安心できるのがパルスオキシメーターの存在。
血中酸素濃度を計るアレです。
これも保健福祉局から借りることが出来る。
ちなみに正常値は97%以上だから上の写真は問題なし。
コロナに感染した中で自分の置かれた状況が把握できないと言うことは不安でしかない。
そんな中、よく分からないが酸素濃度だけでも正常値であることが分かるというだけでかなり安心する。
なかなか心強いアイテムだろう。
ただ、弱点もある。
数値が正常値を下回るとアセる。
けっこうアセる。
正常値に戻るまで何度も計った経験のある感染者は決して私だけではないはず。
いらぬ心配をすることになる諸刃の剣かもしれない。
 
また、都道府県からだけではなく、自治体からも食料支援がある。
食料品だけでなく紙類とか地味に嬉しい。
これだけあれば10日間くらい余裕だろう。
食いつなげる。

感染後の体調の変化

実際にコロナに感染するとどうなるのか興味のあるところだろう。
個人差があり一概には言えないので私の場合を書いてみようと思う
初日
・熱が37.2度
・ちょっとダルい
この程度。
普通の風邪だと思うレベル。
2日目
・熱がMAXで38.2度
・そこそこダルい
・咳が出始める
3日目
・熱が37.0前後
・ダルさはあまりない
・咳が出る
・喉が痛み始める
4日目
・熱が38.7度でちょっとアセる
・まぁまぁダルい。
・相変わらず咳は出る
・喉は痛い
・頭痛が始まる
5日目〜7日目
・熱は37.0前後に戻る
・ダルさはなくなる
・咳と喉の痛みと頭痛はある
8日目以降
・熱は下がる(36.4度くらい)
・咳と喉の痛みと頭痛が少しになる
 
体感的には
インフルエンザ >> コロナ >> 風邪
こんな感じだろうか。
個人差もあるだろうがコロナよりインフルエンザのほうがキツイ。
喉の痛みもそこそこあるが溶連菌に比べれば屁でもない。
ぶっちゃけて言ってしまえば大したことない。
(注:
個人の感想です)
 
そして11日目にPCR検査を受けるべく久しぶりに外出した。
やっぱりシャバの空気はうまいぜ。
少し迷いながらも検査会場に到着。
軽く説明を受けつつ、書類に必要事項を書き込み提出。
検査を受けて終了。
所要時間は10分くらいだろうか。
混んでもいなかったのでスムーズに検査することが出来た。
結果は翌々日にメールでの連絡とのことだったので緊張しながら待つこととなった。
しかし翌日の夕方、心の準備ができていないうちに予想より早く結果のメールが届く。
祈るような気持ち(2回目だけど決して祈っていない)でメールを見てみると・・・
 
そこには「陰性」と書かれていた!
陰性です。
陰性でございます!!
これでようやく今までと同じように過ごすことができると思うと自然と涙が溢れ出てきたわけではないが取り敢えず安心できた。

自宅療養終了後

本来であれば自宅療養終了後にPCR検査を受ける義務は無い。
10日間の療養期間が終了して症状がなくなっていれば翌日から社会復帰してもいいことになっているのだが実際はそうもいかないのが現状である。
同僚からすれば「本当に治ったのか?」と思うだろう。
特に咳に関しては出なくなるまで結構時間が掛かる人もいる。
陰性になったと言ってもつい先日までコロナに感染していた人間が職場のデスク周りでゴホゴホしていたら落ち着かない。
気を遣うし遣われること間違いなし!
そんなわけで有給が余っている私はもう1日休みを取り、有給最終日を有意義にそして優雅に過ごすことにした。
 
そして翌日、復帰初日に菓子折りを持って普段より早く出社した。

私がコロナに感染したことでオフィスをクローズせざるを得なかったこともあり少なからず業務に支障をきたした。そんなこともあり会社には迷惑を掛けたので部内の上司と同僚には「サーセン」と誠意のない形だけの謝罪をし菓子折りを配ったが他部署は無視してそそくさと業務を開始した。
なお、復帰初日は同僚からの質問責めに合うことは想像に難くないだろう
けっこうめんどくさい。

後遺症

後遺症については気になるところだろう。
巷の噂ではいろいろな後遺症で悩んでいる人も多いらしい。
私の場合はと言うと「今のところ特にない」と言っていいと思う。
強いて言うなら
・いつも以上にお腹がグーグー鳴る
・歯磨きの際のオエオエ度が増した
・下を向くと頭が重く感じる気がする
・喉の調子が悪く未だに咳が出る
このくらいだろうか。
これらがコロナの影響なのかどうかは知らん。
たぶん違うと思う。
また、後遺症について調べてみたところ抜け毛が増えるとの事例も多く報告されている。
特に若い女性に多いらしい。
若くもなく女性でもない40代のおっさんには関係のないことかもしれないが今のところ大丈夫。
私の場合、抜け毛が増えてきたとしても年齢的なことによるただのハゲだろう。
ちなみに今はフサフサである(自称)

後日談

陰性になってから1週間後くらいに呼吸器内科に行ってちょっと診てもらった。
コロナ感染によって肺がどうなっているのか確認してもらうためだ
結果、なんともなかった。
初期の頃は感染すると肺が真っ白になるなどの報道もあったため気になるところだろう。
感染したら念の為にレントゲンは撮ってもらったほうがいい。
やっぱりちょっと心配になる。
何かあれば対策を立てられるし何もなければ安心できる。
 
と言うか私の場合コロナとは関係ない別の問題が見つかった。
ここで言うことでもないので割愛するが今のところ大した問題ではない。
と思いたい。

実際は要観察と言ったところだろうか。
必要であれば大きい病院紹介しますとのこと。
本当に要観察でいいのか?

保険適用

コロナに感染して自宅療養になった場合、医療保険の入院特約に加入していると保険金を受け取ることが可能となる。
もう一度言おう。
「自宅療養者は保険金を受け取ることが出来る!」
もちろん入院特約に加入していることが条件となる。
誰でも受け取れるわけではないことは理解できるだろう。

自宅療養でも入院扱いとなるためである。

詳しくはこのリンク先を参照してみて欲しい。
医療保険に加入している人は必ず内容を確認しよう。
もしくは保険会社の営業担当者に聞いてみよう。
 
私の場合、1日の入院で5,000円の特約だから10日間で50,000円。
嫁さんはなぜか1日10,000円の入院保険に加入していたらしいので2人で合計150,000円の臨時収入となる(予定)
もちろんすでに申請済み。
毎月高い保険料を払っているのだから貰えるものは貰っておこう。
このことは意外と知られていないような気がする。
もし知り合いにコロナ感染者がいたら教えてあげよう。
昼飯ぐらい奢ってもらえるかもしれん。

まとめ

以上、コロナにまつわるエトセトラって感じで諸々書いてみた。
テレビやネットであれだけ騒がれていたにも関わらず、感染前はどこか他人事のように捉えていたこともあり、まさか自分が感染するとは思ってもみなかった。

今回、幸いにも私を含め家族全員が軽症で済んだが、重症化するリスクと不安感や恐怖心を考えるともう感染したくないと思う。
1回感染したのでもう十分です。
 
まだまだこのコロナ騒動は収まることはないだろう。
感染経験者から言わせてもらうと「いつ」「どこで」「誰が」感染してもおかしくない。
特に蔓延防止も解除され、規制もなくなってきた今は特に危ない。
自分の周りにコロナ感染者がいないと危機感を持つことはなかなか難しい。
しかしコロナはすぐそこに潜んでいる。
次はアナタの番かもしれない。
気を付けろ。
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