2月13日(木)から15日(土)までの3日間、東京ドームシティでdoda転職フェアが開催された。
せっかくの機会だったので都合のついた15日に参加してみることにした。
40代が参加してみて実際どうなのだろうか。そのレポートを纏めてみよう。
1. 事前登録及び準備
参加するにはまずdodaのサイトに登録する必要がある。
すでに登録済みであればそのままフェアに申し込めるが、登録していない人は登録してから申し込もう。
フェアに申し込むとサイトにQRコードが送られてくる。フェア会場ではこのQRコードが基本となるのですぐに提示できる状態にしておいたほうがいい。
なお、このQRコードにすべての情報が含まれるので当日は履歴書や職務経歴書は不要となる。
しばらくすると出展企業から「訪問歓迎」という案内が届くことがある。
これは「参加者の登録されたキャリアの内容がその出展企業の募集要項に近いのでブースに訪れてみてください」という案内となる。
ちなみに40代の私には14社の訪問歓迎が届いた。
・タクシー運転手 3社
・保険の営業 2社
・小売販売店 2社
・警備員 2社
・人材派遣会社
・学習塾の運営
・石川県就職支援(製造業)
・国境なき医師団
・宇宙開発事業
40代だとやはりこうなるのだろう。予想通り過ぎて面白みに欠けてきた。
しかし今回初登場となる国境なき医師団と宇宙開発事業は気になる。非常に気になる。ちょっと調べてみようと思う。
また、サイト内で参加者の職種や希望事項を入力すると条件に一致した参加企業が表示される。訪れる企業に迷ったら参考にしてみるのもいいだろう。
ちなみに私が本音で希望条件を入力して検索してみたところ該当件数が0件だった。
あれだけの企業があったにもかかわらず0件でした。ありがとうございました。
2. 参加当日
会場に着いたらすでに多くの参加者で賑わっていた。
ざっと見た感じ
参加者:20代、30代が70〜80%
男女比率:男65% 女35%
服装:スーツ70% 私服30%
といったところだろうか。
40代や50代もそこそこいたのでちょっと安心。
まずは入口に職種が書かれたカードが置いてあるので自分の職種を最大3個まで選んで首に掛ける。
この職種カードは色分けされており、出展企業が募集要項の職種の色のカードを掛けている参加者に声を掛けやすくするためらしい。
ちなみに私は一度も声を掛けられなかった。想定内だから気にしない。
カードを首に掛けたら先のQRコードを見せて受付を行う。
受付を過ぎるとすぐにセミナーを行っている。セミナーと言うよりはこの転職フェアをうまく活用するコツやアドバイスといったところだろうか。10分程度で終わるので聞いておいて損はないと思う。
セミナー終了後、転職アドバイザーとの面談を希望する参加者には整理券が配布される。
せっかくなので面談を受けてみることにしたが1時間10分後とけっこう待ち時間があったのでその間ブースを見て回ることにした。
まずは様子見でぐるっと一周。ついでにもう一周しながら私でも話を聞けそうなブースを探してみた。
出展の多かった職種はエンジニア系と営業系だろうか。あとは第二新卒歓迎とか39歳までとかあからさまに年齢制限を設けている企業も見受けられた。
事務職で40代の私にはなかなか厳しい状況かもしれない。
いろいろ調べてみたら小売業の1社で事務職も募集しているという情報をキャッチしたので早速行ってみたところ3人待ち。なかなか人気があるようだ。
15分程待って順番が回ってきた。
まず最初にブースの担当者に受付のときに見せたQRコードを読み込んでもらう。そうすることでdodaに登録した情報が先方に開示される。
その情報を見ながら企業や業務内容の説明をしてもらい、その後に質疑応答となった。
私が聞かれたのは
・そもそもこの会社を知っているか
・利用したことはあるか
・今までの会社の退職理由
こちらが聞いたのは
・入社後のキャリアパス
・希望職種に就けるのか
・異動は多いのか
話をしていくうちにお互いにちょっと違うと感じたのだろう。先に始めていた隣のテーブルの参加者がまだ話をしているにもかかわらず私の方が早く終了。
所要時間は約15分と短めだった。
面接とは違い雑談を含めながらなので緊張する必要はない。と思ったがもう少し緊張感を持つべきだったのかもしれないとちょっと反省。
1社目との面談を終え、次は転職アドバイザーとの面談となる。少し時間があったので多少待ったが時間通り面談を受けることができた。
ここでもQRコードを読み込んでもらいこちらの情報を開示。
転職フェアでのことや一般的な転職での悩みなど相談に乗ってくれる。また話を聞きながら参加者のいい点を見つけてくれて「ここはこういう風にアピールしましょう」とかアドバイスをくれる。
所要時間は1人20分と決められているが有意義な時間だったと思う。
ただし、アドバイザーは80人近くいる。参加者と相性の合う人もいれば合わない人もいるだろう。もしかしたら相性の合わないアドバイザーに当たるかもしれない。そこは運に任せるしかない。
アドバイザーとの面談後、まだ時間があったので「訪問歓迎」の案内が届いた宇宙開発事業の会社に行ってみることにした。
宇宙開発なんてなかなか携われることではないので話を聞いてみたくなった。
ここでもQRコードを読み込んでもらい情報開示。
その情報を見ながら一通り会社の説明をしてもらったが、どうやらNASAや宇宙飛行士とやり取りがあるので英語で非常に高いコミュニケーション能力が求められるらしい。
この時点で私には無理だと判明。いや、正確には無理だということが再確認できたと言っていいだろう。
仕事自体は非常にやりがいがありそうだが英語も含め私にはいろいろ障害が多すぎる。残念だが諦めよう。
ちなみに隣に座っていた参加者は私より年上っぽかったが話が弾んで面談も長引いていた。
国境なき医師団も気になっていたが、なんか現実を知らされた気がしたのでここで終わりにして帰ることにした。
約2時間半 の滞在で2社への訪問と転職アドバイザーとの面談で終了となった。
3. まとめ
dodaの転職フェアは40代が参加しても問題ない。
ただし、職種によって出展数に差がある気がした。
技術職、エンジニア系、営業系は多くの企業がブースを構えているので気になる企業があったら果敢に攻めてもらっていいだろう。
事務職は意外と出展している企業が少ないかもしれないので事前に情報収集をして訪問する企業をピックアップしておくことを勧める。
また、転職アドバイザーとの面談は受けておこう。
客観的に見てもらって自分が気付いていなかった一面を気付かせてくれるかもしれない。
今回、直接転職に繋がる結果は得られなかったがなかなか面白いのでぜひ一度参加してみてはいかがだろうか。