祝 面接5回目!

10月某日、転職エージェントから新たな求人を紹介してもらった。
今回は5回目となったこの面接について記事にしてみようと思う。
それでは行ってみよう。

紹介してもらったのは世界的に有名な某メーカー。
有名ってだけで迷うことなく間髪入れずに申し込んだ。
会社のことをよく調べもしないで。

そして数日後、担当エージェントからタイトルに【面接】と書かれたメールが届いた。
前にもあったような気がするこの自己主張の強いタイトル。
喜び勇んで早速メールを読むもちょっとと言うかかなり焦る。
すでにいくつかの面接候補日が指定されているではないか。

メールを受け取ったのが月曜日。
その2〜4日後、つまり同週の水木金の3日間、しかも午後一のみという非常に限定されたスケジュール。

この中から選べとのことらしいがこれはムリっす。
仕事の都合でこの3日間のうちの2日は直行直帰の終日外出となるので面接には行けない。
残り1日も外出する2日のあおりで業務が逼迫するために時間が取れない。

そんな訳で悩んだ挙句、担当エージェントに相談することにした。
こちらとしては翌週後半が希望と伝えるが、どうやら他の候補者との兼ね合いらしく難色を示される。
なんとか頼み込んで調整してもらい翌週前半の午前で確定。
早速準備に取り掛かるとともに当日は午前休を取る申請をしておいた。

担当エージェントによると一次面接は社長と人事責任者(ともに日本人)とのオンラインとのこと。

これを聞いて再度ちょっと焦る。
社長相手の面接で日時変更を依頼していたようだ。
本来であればこちらが社長の都合に合わせて面接を行うのが一般的となる。
知らなかったとは言えちょっと後悔。
とは言え当初の予定ではどう足掻いても無理だったので仕方ない。
気にしないでおこう。

因みに言うと二次面接は本国との人事担当なので英語での面接になるようだ。
「やっぱり英語か」
外資系なので仕方ないことだがちょっとテンションが下がった。
取り敢えず一次面接をパスしたら英語面接の対策をしよう。
そう思ってまずは一次面接を突破すべく準備に取り掛かることにした。

 

面接対策

面接まであまり時間もないので早速面接対策を練ろう。
そう思い、まずは社長がどんな人かを知っておきたいので調べてみることに。

ググってみるとlinkedinがヒット。
見てみると年齢的には私と同世代か。
そして海外の大学を出ているもよう。
顔写真までは載せていなかったのでイメージまでは分からず。
そして残念ながら特別有益となる情報もなく不発に終わる。

なんかこの前面接した企業の社長も海外の大学を出ていたような。
外資系の社長ってみんなそうなんですかね?

ついでに人事責任者もググってみたがこちらはヒットしない。
まぁいいや。

次にネット上にある会社の評判を見てみることにした。
複数ある口コミサイトを見てみたが特別悪いことは書かれていない。
これは珍しい。

しかしながら販売員の書き込みが多くあまり参考にならない。
こちらも不発か。
本社勤務者の書き込みがあればよかったのに。
そう思いながら「でももしかしたらいい会社かも」
総じて悪い書き込みがないというだけでそんな期待感が出てきた。

ついでにホームページも見てみたところ1点気になることが。
どうやら昨年から立て続けに直営の店舗が閉鎖されているもよう。
百貨店やショッピングモールからの撤退が目立つ。
コロナの影響で売り上げが悪いのかもしれない。
撤退の理由は面接の中でそれとなく聞くことにしよう。
そう思った。

さらにネットで調べてみると本国の社長のインタビューが出てきた。
しかも今年発売された日本の雑誌に載っていた記事。
これは使える。
社長の考え、会社の方針、今後の目標などが具体的に書かれていた。
これらの内容は面接の中で話題になるかもしれない。
また、こちらからの質問でもネタにしやすい。
そう思いメモしておいた。

あとはおそらく聞かれるであろう質問に対しての回答のおさらい。
自己紹介とか
転職理由とかとか。

また、今回も実際の店舗に寄ってみた。
店舗の雰囲気や商品のラインナップ、スタッフの対応、店内の込み具合などお客の振りして店内をチェックしてみた。
何かを買うわけでもなくウロウロしてるだけのおっさんは傍から見れば怪しい人物に見られたかもしれないがそこは気にしてはいけない。
面接をクリアするためにはなりふりなど構ってはいられないのである。

このような準備を行い、いざ面接へ。

 

面接当日

今回もオンラインでの面接。

開始2分前に入室するもすでに社長と人事責任者がスタンバっていた。
「ヤバい、出遅れた」
そう思ったがまだ時間前なので問題なかったもよう。
取り敢えず一安心。

 

そして改めて面接が始まった。
まずはお決まりの「自己紹介」

今回は今までとは趣向を変えて、募集しているポジションと関係のある部分だけを抜粋して説明するようにしてみた。

今までは新卒で入社した企業から時系列でキャリアを説明していたが、長くなる上に関係ない業務や複数の企業で同じ業務もあったりでダラダラ感が出てしまう。
そうならないためにも簡潔に内容を濃く纏めてみようとしたが初の試みだったこともありちょっと失敗。
なんかイマイチだった。
もう少し内容を考える必要があったと反省。

続いて聞かれたのが

  • 転職理由
  • 自分の強み弱み
  • 他人からどう見られているか
  • 業務がうまくいかなかった場合の対処法

この辺は一般的な質問だろう。

さらに聞かれたのが

  • 部下にはどのように接しているか
  • 今までの上司からどのような評価を受けてきた

これらの質問は初めてだった。

 

ここまでは悪くもないが良くもない。
と言うかどちらかと言ったら良くない。そんな感じがしていた。

そして、30分を超えたあたりだろうか、面接の途中で急に「今から少し英語での面接に切り替えます」と来た。

「マジっすか?まったく準備してねぇ」
と心の中で呟いた。
ついでに「それはちょっと勘弁してもらっていいっすか?」と声に出して言いたくなった。

しかし、当然ながらそんなことが言える訳もなく、平静を装って、むしろ自信満々で「大丈夫です」と伝え急遽英語での面接が始まった。

 

最初の質問。
「もし入社した場合、どのように働きたいですか?」

ちょっと抽象的ではありませんか?
考え方によってはどのようにも捉えられる。
私の解釈がおかしかったのかもしれないがそう思い一瞬回答に悩んだ。
しかしながら悩んでいる暇はない。
なんとか捻り出してそれなりに答える。

そして一安心する間もなくすぐさまさきほどの回答に対し「具体的に説明を」とリクエストが来る。

ここで詰まる。完全に詰まる。
変な汗は出るが英語が出てこない。
かと言って何も言わないわけにもいかない。
焦りだけが募る悪循環に陥る。

なんとか答えるも「あ〜」だの「う〜」だの言っているうちに社長からレフリーストップがかかって強制終了。
英語は無理だと判断されたのだろう。

「急に英語でスミマセン」とか
「今日は緊張しちゃいましたね」
とか社長からフォローのコメントが入るものの頭の中ではすでに「カンカンカンカン」と試合終了のゴングが鳴り響いていた。

日本語での面接に戻ったが続きは敗戦処理と言うか消化試合と言うか、負け試合確定の中で行われる面接もなかなか虚しいものがあった。

 

最後に「もし内定が出たらいつから働けるか?」と「希望年収」
この2点を社交辞令的に聞かれたので一応真面目に答えておいた。

続けて「質問はありますか?」と来たので閉店ラッシュのことを聞いてみた。
どうやら景気が悪くて店を閉めているわけではなく、より利益率の高いネット販売にシフトしているらしい。

元から売り上げの悪い店、売り上げ自体は悪くないが家賃が高く採算の取れない店などはこれからも閉めてさらにネット販売を強化していくことが今の課題とのこと。

これは納得。
明確な目的があっての閉店だったのでちょっと安心。
どうせ不採用なので入社できるわけではないから安心してもしょうがないけど。

そして「エージェントを通して1週間を目途に結果を報告します」とのこと。
これにて約50分の面接が終了。
脱力感しかなかった。

 

面接後

担当エージェントには電話で報告。
正直に「英語ができませんでした」と伝えるも、担当エージェントも忙しかったのかそっけない対応にて一瞬で終了。
ちょっと悲しかった。

そして面接から1週間。
返事はない。
まぁダメだったんだろうな。
あの面接内容じゃしょうがない。
っつーか今回も返事のないパターンか。

そう思っていた翌週、担当エージェントからメールが届く。
どうせ不採用だろう。
そう思って開いたメールには・・・

 

「お見送りになりました」と。
予想通りの結果だった。
スキル、経験、その他諸々検討した結果ダメだったってさ。
普通すぎておもしろくない。

 

これで面接5敗目。
今回は(も)完全に自分のミスと言うか実力不足だった感は否めない。
特に英語はなんとかしないとヤバい。
マジでヤバい。

今のままではいくら面接を重ねても内定が出る気がしない。
そんな訳でオンライン英会話でも始めようかと思う今日この頃。

次回頑張ります。
今のところ予定ないけど。

 

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