久しぶりの面接、そしてまさかの結末が!

こんにちは、相変わらずエージェントから紹介される求人が激減している転職スルオです。

そんな中、久しぶりにある転職エージェントから1件の求人を紹介された。
大手の外資系転職エージェント。
エージェント自体は外資系だが日系企業からの求人も多く有する大手の総合人材紹介グループと言っていいだろう。
なお、今回は諸事情によりエージェント名は伏せることとした。
 

書類選考

紹介されたのは某外資系メーカー。
今までは代理店が日本での業務を担っていたが、今回日本法人を設立することとなり各部門で求人を出していたもよう。
そんな中、紹介されたポジションは職種こそ今と同じだったが業界が異なるのであまり興味はなかったのが正直なところ。
しかしマネージャーとしての募集なので今より肩書は上になる。
また、提示された年収も下限こそ現在より下回るものの実際にそこまで下がることはないだろうと根拠のない変な思い込みもあり取り敢えず受けて見ることに。
その旨担当エージェントに伝え、申し込んでもらった。
 
数日後、担当者から「書類選考を突破したため面接を受けてください」と連絡があったので面接の段取りを組んでもらうことにした。
さらに数日後、担当者から返信メールが来たがその内容を読んでガッカリした。
ある程度の可能性は予想していたが、1次面接は外国人とのオンライン面接だった。
「あぁ、終わったな」
始まる前から事実上の敗北宣言が出てしまった。
かと言って「英語での面接なので」と言う理由で今更辞退するわけにも行かない。根が真面目なワタクシは「受けるからにはソコソコ全力で」と言う信念の基、それなりの準備に取り掛かった。
 

会社情報収集 

まずはどんな会社なのか知る必要がある。
そんなわけでネットで調べてみたが、まだ日本法人として設立したばかりのこの企業についての情報はあまりない。
代理店だった企業の情報はあったが社長も違うし別法人なので当然参考にならない。
企業情報については諦めた。
しかし製品の口コミは複数あったので見てみると悪くない。 
むしろ日頃から愛用している根強いファンが定着している感じがし
また、量販店で扱っているので実際に店舗に行ってデモ機を触ってみたり店員さんに製品の良し悪しや売れ筋の価格帯、消耗品の交換頻度などを聞いたりしてみた。
決して買わないけど。
  

英語面接対策

会社情報と製品についてはこんなもんでいいだろう。
あとは英語対策だ。
久しぶりの面接、しかも英語となるとしっかりと対策を立てておかないと酷いことになる。
過去に何度も味わったこの苦い経験を思い出しながら準備を始めた
とは言っても特に英語の勉強を始めたわけでもなく英会話に通い始めたわけでもなく、苦い経験は苦い経験のままただただ普通に過ごしてきたことは気にしないでおこう。
 
まずはたぶん面接で聞かれるであろう
1. 今までのキャリア
2. 転職理由
3. 自分の強み
この3点はしっかり考えを纏めておこうと思った。
  1. 1の今までのキャリアに関しては、今までどんなことをしてきたのかその結果や成果など説明できれば十分だろう。

    2の転職理由は万国共通だと思う。
    現職の悪口や不満などではなくポジティブな理由が望ましい。

    3の自分の強みだが何ができるのか、どんなところで会社に貢献できるのかを説明できればいいかもしれない。
    日本は強みと弱みをセットで聞いてくることが多いが、外資は強みしか聞いてこない(ような気がする)
    外資だと弱みには目を瞑って強みを生かせってことなのかもしれない。知らんけど。

 
あとはどうにかなる。
元々さほど興味がなかったこともあり、ちょびっと準備に疲れてきたワタクシはそう思い残りは惰性で対策を練ることにした。
 

面接当日

双方の時間の折り合いが付かず夜11時から面接開始となった。
夜の11時って・・・
良い子はもう寝る時間じゃんよ。
面接する時間じゃないよ。
そんな文句を言いながらも準備に取り掛かった。
 
まずは面接用に着替え。
上はワイシャツにネクタイ、ジャケットとまぁ基本だろう。
下は見えないだろうから短パンでいいや。寝る前だし。
たぶんバレない。
バレたら笑ってごまかせ。
それからカンペの用意。
せっかく覚えたことを忘れないためにメモを作成し、PCの画面に張り付けておいた。
  
準備万端!
あとは面接開始時間まで待っていることにした。
因みに面接官はドイツでの業務担当者。
紹介してもらった今回のポジションと同じことをドイツで行っているベテラン社員だった。
 

面接スタート

開始時間の直前に入室するとそこには担当者がすでにスタンバっていた。
軽く挨拶を交わし、雑談からスタート。
外:「日本は今何時や?」
自:「今は夜の11時やで」
外:「遅い時間にすまんのう」
自:「ええんやで、ノープロブレムや」
こんな感じ。
面接が始まり、まずは面接官が業務の説明を始めた。
大まかなことは事前に貰っていたジョブディスクリプションに書いてあったがその補足と言ったところか。
 
そして本題に入っていった。
最初は今までのキャリア説明。
事前準備のおかげでまともに答えられたと思う。
 
次に今現在実際に行っている業務の説明。
最初の質問の深掘りと言った感じだろう。
今の業務を具体的に説明。
なんとかなったと思う。
 
次に海外出張は可能か。
年に数回あるらしい。
出張には行きたい訳ではないが行きたくない訳でもない。
行かなくていいなら行かないが、そんなこと言えるはずもないので「現職でも海外出張があるので問題ありません!」と威勢よく答えておいた。
まぁ、今の会社では海外出張なんて1回しか行ったことないけどね。
 
次に「なにか質問はありますか?」と来た。
ここでの逆質問は想定外だった。
面接の途中で疑問に思ったことを聞こうと思っていたが今のところない。
用意していた質問も面接の最後に聞くつもりなので今は聞くタイミングではい。
かと言って質問しないのもどうかと思うので今回のポジションで必要なスキルや適正を聞いた。

つもりだったが私の英語がダメだったのかトンチンカンな回答が来た。
「イヤ、そうじゃねぇ」
そう思ったが面倒くさかったので
「I see」とか「understood」とかそれっぽく相槌を打ってその場をやり過ごした。
 
他に質問はありますか?」と来たので後で思い付いたら質問しようと思い「今はありません」と答えておいた。
そして次の質問が来ると思いきや「OK、ではこれで面接を終わります」と来たもんだ。

「ぅえ?」

こんな感じの変な声が出てしまったが、これで終わりになるとは想いもよらず唖然とするしかなかった。

時計を見てみたが23:14。
面接を始めてから14分しか経っていない。
外資系企業の管理職の面接が14分で終了だと?!
ちょっとと言うかだいぶ早くないっすか?
バイトの面接だってもう少し時間かけるだろう。
この14分で私の何が分かったのか。
小一時間問い詰めたくなった。
 
結果は数日後にご連絡しますとのこと。
元々乗り気でもなかったし面接官が終わりって言うなら終わりでいいやと思い、挨拶をして退出した。
14分。
過去最短時間の面接だった。

そのまま担当のエージェントに面接の内容をメールにて報告。
「やけに短い面接でした」と。
 

結果報告

数日後、担当者より結果報告メールが来た。
14分で終わった面接など結果を気にする必要などない。
どうせ1次面接で不採用に決まっている。

 

そう思って読んだメールにはなんと・・・

「1次面接をパスしました。最終となる2次面接は日本人の社長との面接です!」と。

 

そんなばかな?!
あの面接でパスしちゃうのか?

今までの中である意味一番ビビった面接だった。
そもそも面接と言っていいレベルなのか?!
そんな内容だったのに。

 

2次を受けるか迷ったが、もしかしたらいい会社かもしれない。
せっかく1次をパスしたのだから受けるだけ受けてみようと思い、2次面接の日程調整に入ってもらうことにした。

そして社長との2次面接へと続く。

 

長くなったので今回はここまでとしよう。
衝撃の2次面接の内容は改めて記事にしようと思う。

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