祝 面接3回目!

転職市場に限ってのことだが、コロナの影響も少し落ち着いてきたのだろうか。
5月6月はいつもに比べて転職エージェントからの求人の紹介が多かったような気がする。

そんな中、某転職エージェントから紹介してもらった求人のうちの1件に申し込んでみた。
申し込んでからしばらく経っていたこともあり半ば諦めかけていた6月某日、担当者からタイトルに【面接】と書かれたメールが届いた。

かなり自己主張の強いタイトルなのでメールを開くことなく状況を把握できた。
書類選考を通過し、面接となったようだ。

6月に入って2回目の面接、トータルでは3回目となる。


しかし喜び勇んでメールを開くもその瞬間にヘコむ。

メールには「一次面接は人事担当の外国人(海外在住)とオンラインで行われます」と書かれていた。

オワタ。
この時点で正直オワタと思った。

外資系企業なので英語で面接を行うのはしょうがない。
ただ一次は止めようよ。
一次は日本の人事担当者や現場の責任者などに当たる上司になる人であって欲しい。
その方が上司や同僚の人となりや社内のこと、日々の業務のことを聞きやすい。
それを理解した上で一次面接をクリアしたら英語で二次面接を受けるのもありだと思う。

だが一次から外国人の人事担当者との面接ではそれがわからない。
日本在住ではない外国人に日本の会社の何がわかるのか?
小一時間問い詰めたくなる。

しかしながらそうは言っても始まらない。
一次が外国人と英語での面接と決まっている以上こちらは従うしかない。
面接までの数日、付け焼き刃で必死の英語対策を強いられることとなった。


そして面接当日、今回も半休を取り自宅でのオンライン。

いつものごとく身を清め、歯磨きをして面接に臨む。
今回は歯磨き中はオエオエしなかった。
半分諦めの気持ちがあったのかもしれない。
あまり緊張していなかったような気がする。

今回はちょっと早く入室。
まだ来ていないようだ。
そろそろ来るだろうと思いそのまま待つ。
面接開始時間、まだ来ない。
1分経過、まだ来ない。
2分経過、まだ来ない。ちょっと焦りだす。
3分経過、ようやく来やがった。

そして悪びれることもなく何事もなかったかのように普通に面接が始まる。


まず最初にどうでもいい天気の話から始まる。

まぁ、これは緊張をほぐすための軽いきっかけみたいなもの。
適当に答えておけばいい。

それにしても綺麗な英語を喋りやがる。
英語圏ではないがネイティブレベルの英語だった。

そして話すスピードが速い上に声が小さい。
スピードの問題か声の大きさの問題かはさておき、聞き取れないのでここでさりげなくPCの音量を爆上げする。


そしていよいよ面接開始。

1. 自己紹介

「まずは自己紹介を」と言われたので、こちらが言い始めようとしたそのときである。
「ちなみに職務経歴書は読んでいないから今までのキャリアを説明して」と来た。

読んでない?
面接をする応募者の職務経歴書を読んでいないのか?
イヤ、読んどけよ。
どうやって書類選考をパスさせたのか?

と聞ける訳もなく言われるがままに今までのキャリアを説明。
うまく伝わったかは不明。

2. 転職理由

これは質問されるかもしれないと思い準備しておいたことを答える。
要約すると「今までのキャリアを生かしつつ新たなことにチャレンジしたい」と。
ありがちな回答である。

3. 先の質問の深掘り

「今の会社ではどうして新たなチャレンジができないのか?」と。
日本語であれば言えるが英語ではうまく説明できない。
何とか説明するも英語力の無さがバレ始める。
そしてこの辺りから変な汗が出始める。

4. 現職での具体的な業務

今現在行っている業務を説明。
この質問は準備していたこともあり普通に答えられたような気がする。

5. マネジメントについて

最初から管理職に就いて部下がいたのか?
どのようにマネジメントしているのか?

流暢な英語で答えられるわけがない。
知っている単語を繋げてなんとか乗り切るもここで英語力のなさが完全にバレる。
そしてこの辺りから変な汗が流れ落ち始める。

6. 管理職として大事なこと

「リーダーシップとモチベーション」と単語で答える。
本来であればこのあとにそう思った理由を説明するのが当たり前だろう。

しかし私はしなかった。
イヤ、できなかった。

leadership & motivation!
That’s all!

こんな感じで堂々と言い切った。

7. なぜこのポジションに応募したのか?

「エージェントから紹介されたからです」
これが本音だがそんなことは言えない。
言ってはいけない。

そんな訳で適当な理由を述べるも面接の最初のころに聞かれた転職理由とほぼカブっていた。
ちょっと失敗。
しかし英語力のない私ではこれが限界。

8. 最後に何か質問はありますか?

と来ると思いきやそれはなかった。

えっ?!
ないのかよ?
イヤ、いいんだけどさ。

一応用意はしていたが、恐らく面接官も「もういいや」って思ったのだろう。


これにて面接終了。

頑張った。
出来ないなりにも頑張った。
所要時間は約25分と短かったが英語だったため疲労感満載の面接だった。

結果は1週間以内にエージェントを通してご報告しますとのこと。
イヤ、1週間もいらんでしょ。
この場で言えよ、言ってしまえよ「不採用です」と。
心の中でそう思った。

面接終了後、担当エージェントに面接の内容及び感触を伝えるべくメールする。
「英語が出来なかったのでぜんぜんダメでした」と。


後日、担当エージェントから電話がかかってくるも仕事中のため出られない。
わざわざ電話して来るくらいだからもしかしたら面接通ったのかも。
まさか?
あの面接内容で?

そんな事を考えているうちにメールが届く。
恐る恐るそのメールを開いてみると・・・

そこには「不採用」の文字がはっきりと書かれていた。

だよね。
わかってた。

と言うか不採用のときは電話はいらないって。
メールだけでいいよ。
前にも同じことがあったような。


今回は多角的に見て不採用になったとのこと。
抽象的すぎてよく分からんが英語力の無さが90%くらい占めてそう。
自分の英語力の無さを改めて思い知らされた面接となった。


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