実際に転職活動を開始するにあたり、まずはいくつかの転職サイトに登録してみようと思う。
先にも述べたが、登録すべきサイトはどこでもいいわけではない。また、多ければいいというものでもないだろう。
数あるサイトの中から自分のキャリアや希望に合ったサイトを見つけよう。
かと言って、正直どのサイトに登録するべきなのかなかなか分からないと思う。
1つの目安として下記のようなサイトもあるので参考にしてみるのもいいかもしれない。
・キャリアタウン
とか
・キャリアガイド
とか
年代や職種、現在の年収などいくつかの質問に答えればお勧めの転職サイトを紹介してくれる。
ただし、これらのサイトで紹介されたからといって100%自分自身に合っているわけではない。私も試してみたが働いたことのない飲食業界専門のサイトとか出てきた。あくまでも参考程度に留めておけばいいだろう。
いろいろ検討した結果、まずは下記4サイトに登録してみることにした。
リクナビネクスト
言わずと知れた業界最大手のリクルートグループ。
現在の総求人数は約40,000件と他のサイトに比べ非常に多いので気になる企業が見つかりやすいだろう。
総求人数が多いので40代に対応した求人も多いはずと勝手に推測。有効求人数は求職者にとって重要視するポイントとなる。やはり多いに越したことはない。
40代を含め全世代に対応しており、業界や職種も幅広く扱っているので転職活動をするならば押さえておきたい。
また、登録することでサイト内で下記サービスを受けることができる。
・レジュメ完成度診断
登録者の直近の職務経歴の完成度を数値化したもの。
18個の質問に答えるだけで点数表示してくれる。診断後は結果に対してのアドバイスや職務経歴書のサンプルを見ることができるので、職務経歴書の書き方で悩んでいる方は試してみて欲しい。
ちなみに私も試してみたが89点だった。
アドバイスを要約すると「もう少し情報を加えましょう」とのこと。
頑張ります。
・グッドポイント診断
リクルートが開発した自分自身の強みを知るための自己分析ツール。
およそ300問の質問に答えると18種類に分類された強みの項目の中から自分の強みとして5つが表示される。
ちなみに私の強みは下記5点だった。
1. 冷静沈着
2. 親密性
3. 慎重性
4. 悠然
5. 柔軟性
概ね当たっていると思う。
弱みもわかればもっと良かったが、これだけでも十分だろう。
エピソードを交えれば職務経歴書に書くこともできるし、面接で聞かれてもスムーズに答えられると思う。
やっておいて損はない。
約20分~30分程かかるので時間のある時に受けてみて欲しい。
1人1回しか受けることができないので気合を入れて取り組もう。
マイナビ転職
こちらも業界大手のマイナビグループが運営するサイトとなる。
総求人数は約13,000件とリクナビに比べれば少ないが、そのうち約30%の4,000件程が新着求人となる。ネタの新鮮さで勝負と言ったところか。
(ちなみに現在のリクナビの新着求人率は約11%となる)
過去に登録していたことがあり、その時はこのサイトを経由して複数の転職エージェントからスカウトメールを受け取った記憶がある。
当時はまだ30代だったが、40代となった今はどうだろうか?
改めて登録して検証してみよう。
また、各地で多くの企業が参加する合同説明会である「マイナビ転職フェア」なるものを頻繁に開催している。
合同説明会と同時に下記のようなイベントも開催されるのでチェックしてみよう。
・キャリア相談
30分程度だがアドバイザーと1対1で転職についての相談ができる。
・職務経歴書添削
講師が求職者の職務経歴書をその場で見て添削してくれる。
・履歴書用写真撮影
履歴書用の写真を無料で撮影してくれる。
・資料閲覧
出展企業の資料やパンフレットを自由にチェックできる。
・イベント特別スカウト
企業が興味を持った求職者に対し、面談を希望する「特別スカウトメール」を送ることがある。
これらは予約制だったり条件付きだったりもするが有益なイベントだと思うので積極的に参加してみよう。
注:地域によって開催されるイベントが異なります。
キャリアカーバー
リクルートが運営しているハイクラスな転職サイト。
他のサイトとは少し異なり、転職サイトに登録したデータを基にヘッドハンターからのスカウトを待つというスタイルとなる。
また、求職者側からヘッドハンターに連絡を取り、相談することも可能なので気になるヘッドハンターがいたら連絡してみよう。
もちろん、サイト内で求人の検索もできる。こちらはそこまでハイクラスではない求人の見受けられるので幅広く対応しているようだ。
なお、このサイトでは企業から直接スカウトメールが届くことなない。すべてがヘッドハンターを通して行うことになるので注意しよう。
実際どうなのか?
いろいろな意味で私でも大丈夫なのだろうか?
実際に利用してみようと思う。
ビズリーチ
年収1,000万円以上とかの求人を多数扱っているハイクラスの転職サイト。私にはちょっとハイスペック過ぎる気もするが果敢に攻めてみた。
ハイスペックな求人が多いからなのか、他のサイトに比べて登録時に入力する項目も多く、基本情報と詳細情報を要求される。
それなりに時間もかかるので余裕のある時に登録するのがいいかもしれない。登録内容は下記の通りとなる。
ちなみに私は何も考えていない状況で登録を始めたから全部で1時間以上かかった。
【基本情報】
その名の通り基本的なこと13項目
・性別
・現住所
・生年月日
・語学
・最終学歴
・氏名
・連絡先
・転職経験の有無
・転職希望時期
・直近の在籍企業
・直近の業種
・直近の職種
・直近の業務内容
続いて【詳細情報】
こちらは全部で14項目
・年収
・マネジメント経験
・経験した職種
・職務経歴
・希望年収
・希望業種
・希望職種
・希望勤務地
・興味がある働き方
・保有していと資格・免許
・社内外を問わず特筆すべき表彰事項
・スキル
・職務要約
・特記事項
ビズリーチもキャリアカーバーと同じくヘッドハンターが多数登録している。ヘッドハンターからスカウトメールが届くよう頑張って入力しよう。
以上、今回登録した4サイトとなる。
しばらく様子を見てあまり動きがないようであればもう1~2社登録してみようと思う。それでも動きがなかったらちょっと考える。
当然ながら登録することが目的ではない。転職することが目的なのでここから求人を検索、応募してみないと先には進めない。
しかし、それぞれのサイトの中に40代を対象とした求人や私でも応募できそうな求人がどのくらいあるのだろうか。
正直多くはないだろう。
登録したサイトでしばらく求人を探してみても気になる求人が見つからない場合は違うサイトにも登録した方がいいかもしれない。幅を広げて活動の場を増やしてみようと思う。
また、あくまでも目安としてだが、サイトに登録した後に届くこともあるスカウトメールの数で自分の転職市場での価値がなんとなく分かる。
なお、この場合のスカウトメールとは転職エージェントや企業の人事担当者からのことであり、誰にでも送信されるような自動メールは除く。
もちろんスカウトメールの数がすべてではないが、多ければ多いほど市場価値が高いと言ってもいいだろう。転職できる可能性も必然的に高くなる。
反対にスカウトメールが少ない場合、現時点では残念ながらそれなりの評価となっている可能性がある。職務経歴書を見直すなど対策を講じよう。
職務経歴書は転職エージェントが重要視している部分となる。いろいろ工夫して少しでも転職が有利に進められるように作成しよう。