働き方改革第一弾【テレワーク】ってどうなの?

政府の主導もあり、働き方改革の1つとして注目を浴びているテレワーク。
もちろんすべての業種でテレワークを行えるわけではないが、コロナウィルスの影響によりテレワークでの仕事に切り替わった人も多いだろう。

斯く言う私も今回のコロナ騒動によりテレワークとなった1人である。
会社としても個人としても初めてのテレワークとなり双方で苦労しながら毎日業務を行っている。そんなテレワーク初心者の私が実際にテレワークを行ってみた感想や快適に過ごすためのコツを記事にしてみようと思う。


その前にテレワークを行う上でのメリット・デメリットをまとめてみよう。

テレワークのメリット

  1. 通勤の必要がない。
    あの満員電車に乗る必要がない。それだけで十分メリットと言えるだろう。
    また、今回テレワークになった理由の1つとして「通勤電車でのコロナ感染を避ける」という狙いがある。
    都市部であれば通勤電車で1時間以上かかるなんて普通にある。そのような状況で毎日満員電車に乗っていればいつコロナウィルスに感染してもおかしくない。例え時差出勤をしても限界がある。
    そんな中、通勤電車に乗る必要がないということは自身の感染や感染拡大を防ぐためにも大きなメリットとなる。
    また、通勤によって感染するかもしれないという心配をする必要もなくなるため、精神衛生面においてもいいだろう。
  2. 限界まで寝ていられる。
    それぞれの家庭環境にもよるが、通勤時間がなくなった分遅くまで寝ていられる。
    睡眠時間が短くなっている現代人にとって地味に大きいメリットかもしれない。
    寝不足は免疫力の低下にも繋がってしまう。コロナ感染を防ぐという意味でも睡眠時間を多く取ることは非常に大切である。
  3. 業務に集中できる。
    これはそれぞれの家庭環境によりメリットにもデメリットにもなるが、電話の取次ぎや同僚から無駄に話しかけられたりすることがなくなるので「業務を妨げられない」という面でメリットとした。
    どこの会社でもあることかもしれないがメールで済むことを電話してきたり、どうでもいいことで頻繁に話しかけたりする人がいる。中にはメールしたことをわざわざご丁寧に電話で連絡してくる人までいるがこのようなことは業務の妨げでしかない。
    周りによるこのような愚行がなくなるだけで業務が集中して行えるようになり非常に効率的になる。
  4. 自分のペースで業務を行える。
    誰の目もないから自由に業務を進めることが出来る。仕事しては休んで、また仕事してはまた休んで。しっかりと業務を行い成果を出していればこのようなことも可能となる。

テレワークのデメリット

  1. コミュニケーションが図りにくい。
    オフィスで業務を行っていればお互いが近くにいるので業務の進捗や問題点の共有などタイムリーに行えるがテレワークの場合はそうもいかない。その都度電話やメールなど何かしらのツールを使用して確認する必要がある。ちょっとめんどくさい。
  2. 情報漏洩のリスクがある。
    顧客情報や機密情報などの書類を持ち帰ったことにより紛失したりインターネットを介して外部に流失してしまう可能性がある。
    また、インターネットに疎い人であればカフェなどでその危険性も知らずにフリーWi-Fiに繋いで情報を漏洩させてしまうかもしれない。
  3. できる業務が限られる。
    基本的にインターネットを介した業務に限られてしまうので当然ながらすべての人、業務がテレワークで行えるわけではない。
    テレワークができない人から不平不満がでることもあるだろう。
  4. 自己管理が難しくなる。
    テレワークを行っているすべての社員が真面目に業務を行っているとは限らない。他人の目がないからついついサボってしまうこともあるだろう。
    ただ、会社もその辺りは対策を考えており、システムを導入することで勤務中のログイン状況が確認できたりPCのログが取れたりすることもあるので気を付けよう。
    因みにウチの会社はこれを導入している。余計な事しやがって。
  5. 運動不足になる。
    テレワークでの業務中は歩き回ることもなく意外と座りっぱなしとなる。また、通勤で歩くこともないので運動不足となる。運動不足解消のためにマエケン体操でも試してみよう。
    物足りない人はビリーズブートキャンプ(令和バージョン)もいいかもしれない。コロナによる運動不足解消のため流行っているらしい。
    40代ともなると意識して適度に身体を動かさないと肩や足腰にガタが来る年齢だということを忘れてはならない。


以上、個人的に思っているテレワークのメリット・デメリットを挙げてみた。
もちろん人によって違う部分もあるがだいたいこんな感じではなかろうか。


では、実際にテレワークを始めてみてどうだったのかをまとめてみよう。

テレワークの実態(転職スルオ編)

正直に言えば暇。非常に暇。

私は月末月初になるとやや事務仕事の割合が増えるが、基本的には事務仕事が60%、自社製品を手に取って行う業務が40%くらいの割合となっている。
自社製品を自宅に持って帰るわけにも行かないので、テレワークになってしまうとできる業務が事務仕事のみとなり全体の60%程度しかない。

テレワークが始まる前から近い将来にテレワークになることを想定して後回しにできる事務処理は残しておいたのでテレワーク開始当時はなんとか時間を潰すことが出来たがそれももう限界に近付いてきた。


日常的な業務がほぼ停止している今となってはもはや事務仕事ですらできることが少なくなってきた。
集中してやれば半日も掛からないくらいの仕事をダラダラと1日かけて行っている。毎日そんな感じである。

そもそも私のいる部署はテレワークに適していない。
会社もそれを承知の上でテレワークを指示しているので仕事がないことは黙認されている感じとなっているのである意味楽かもしれない。というか楽でしかない。

今のところ給料は満額保証されているため、ゴールデンウィーク明けまで今の状態が続くとなると会社に対し申し訳ない気もするが、もう何年も毎月30~50時間残業しても一切残業代が出ない環境だったのでまぁいいか。今回は良しとしよう。
しかし、それ以上続くと会社の存続が危うくなる。どうにかしてくれ。

テレワークを快適に過ごす方法

実際にテレワークを始めてみて思ったのが、ある程度環境と設備を整えないと快適に過ごせないというところだろうか。

以下、テレワークを快適に過ごす方法を考えてみた。

  1. 適したデスクや椅子を使う。
    快適にテレワークを行うには環境や設備が大事となる。
    デスクや椅子などは長時間使用していても疲れないものを使用しよう。特に椅子は合わないと腰を痛めたりすることもあるので注意したい。
    また、モニターが小さいと仕事の効率が悪くなることもある。大きいモニターをサブとして使用するのもいいだろう。
  2. 小さい子供をどうにかする。
    保育園や学校が休みとなっている今、家で仕事をしていると子供が話しかけたりしてきてなかなか仕事が捗らないこともあるだろう。
    祖父母に協力を仰いで面倒を見てもらったり、両親ともにテレワークであれば交互に面倒を見るなり何かしら対策を立てよう。
    あとはルールを決めておもちゃやDVD, ゲームなどを与えるのも1つの手段かもしれない。
  3. 適度に休憩を入れる。
    仕事の合間に休憩を入れて気分転換を図ろう。
    ちょっとした運動でもいいし昼寝でもいいだろう。中には家事をする人もいるらしい。休憩の方法は人それぞれだが気分転換になればなんでもいい。
    また、小さい子供がいる家庭であれば休憩時間中に子供と遊ぶこともいいかもしれない。
    職場ではできないことをするだけで気分転換になるだろう。
  4. 心地よい音楽を流す。
    好きな音楽を流しながら仕事に取り組もう。
    気分が乗ってくるような明るい曲や心が落ち着く癒し系BGMがいいかもしれない。
    できれば中島みゆきや山﨑ハコなどは避けた方がいいだろう。仕事中に聴く曲ではない。


以上、テレワークについてまとめてみた。

先行き不透明な現在、多くの人たちが不自由な働き方を強いられている。
今回の騒ぎで多くの企業がテレワークを導入したと思うが、その利便性に気付いた企業もあるだろう。

コロナウィルスが収束するまで今の状態が続くかもしれない。そうなればますますテレワークが普及するだろうし、今現在一時的にテレワークで働いている人たちもその期間が延びたりテレワークがメインに切り替わるかもしれない。

そうなってもいいように少しでも快適に業務に取り組めるよう各自で工夫してよりよいテレワーク生活を過ごしてみよう。

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